住友電装株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:漆畑 博之)は、次世代電気自動車(EV)向けの800V対応高電圧ハーネスシステムの開発を完了しましたので、お知らせいたします。
開発の背景
自動車の電動化が加速する中、次世代EVプラットフォームでは従来の400Vから800Vへの高電圧化が進んでいます。800V化により充電時間の短縮と駆動効率の向上が実現しますが、ハーネスシステムには高電圧への対応と軽量化の両立が求められていました。
住友電装は、ワイヤーハーネスの世界シェア24%を有するリーディングカンパニーとして、OEMパートナーの皆さまと共に次世代ハーネスシステムの開発に取り組んでまいりました。
開発したシステムの特長
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応電圧 | 800V(DC) |
| 重量 | 従来比 30%軽量化 |
| コネクタ | 新開発高電圧コネクタ(HVIL対応) |
| シールド性能 | EMC規格適合(CISPR 25 Class 5) |
| 使用温度範囲 | -40℃〜+150℃ |
| 安全機能 | 過電流検知、絶縁監視、緊急遮断対応 |
主な技術的成果
1. アルミ導体の採用による軽量化
従来の銅導体に代えて独自開発のアルミ合金導体を採用。導電性を維持しつつ、ハーネス重量を従来比30%削減しました。これにより、EV全体のエネルギー効率向上と航続距離延長に貢献します。
2. 一体成型シールド構造
独自の一体成型シールド技術により、EMCノイズの遮蔽性能を向上させるとともに、組立工数を従来比40%削減。パートナー企業の生産現場における作業効率の改善にも寄与します。
3. モジュール化設計
車種間での部品共通化を実現するモジュール設計を採用。OEMパートナーのプラットフォーム戦略に柔軟に対応し、開発期間の短縮とコスト最適化を実現します。
800V対応高電圧ハーネスシステム 外観
今後の展開
本システムは2027年後半の量産開始を予定しており、複数のグローバルOEMパートナーへの供給を計画しています。当社は33ヵ国109拠点のグローバル生産体制を活かし、パートナーの皆さまの電動化戦略を支えてまいります。
住友電装は、2030ビジョン(30V)のもと「モビリティ社会のなくてはならないパートナー」であり続けることを目指し、電動化・高速通信・軽量化の技術革新に取り組んでまいります。
本件に関するお問い合わせ先
| 部門 | 総務部 広報・CSRグループ |
|---|---|
| 電話 | 059-354-xxxx(代表) |
| メール | pr@sws.co.jp |